True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
信長は剣を下ろした

「あいつら…喰らっちまったか?」

火はすぐに消えたが、そこに蘭丸と玲の姿は無かった

「…面白いな…相変わらず。お前の成長力は。」
信長がそう呟くと

蘭丸を抱えた玲が前方に現れた

信長はまた話始めた
「蘭丸を救出したのには間に合った。だが、火は目の前。避けきることなど到底できない。しかしお前は走ることなく瞬間移動したんだ。真上にな。そして、またここに瞬間移動した。」

「その通りです。流石ですね。」
玲はそう言い蘭丸を立たせた

「一つ疑問があるな。なぜ空中浮遊が出来るんだ?」
信長は眉をひそめた

「空中浮遊じゃなくて下にある程度落ちたらまた上に瞬間移動。下にある程度落ちたらまた上に瞬間移動の繰り返しですよ。」
玲は空を指差し、動かしながら答えた

「お前、走らないで瞬間移動良く出来たよな…しかもそんな連続で…」
蘭丸は驚いて言う

「成る程な。お前は危機になると普段考えられない力を発揮するようだ」
信長は火を纏った

「まだ終わってない。続けるぞ!」

「はい!」
蘭丸と玲は返事をし、刀を構えた



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