True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
「珍しい格好しているな」

小柄な青年が俺の周りをじっくり見ながら回っている

「蘭丸、やめろ」

「だって、織田さんこいつ明らかおかしいですよ」

この黒髪の青年が森蘭丸か…

身長は俺とさほど変わらない174,5センチくらいで前髪だけツンツンだ


「確かに、異国のものか?」

金髪のツンツン頭の信長が質問した

180をゆうに越えるでかさに少したじろいだ

「実は俺、未来から来たみたいで…」

こんなことを言っても信じてもらえないだろうが嘘をつく必要もない

「未来?」
蘭丸が確認する

「はい…」

「あっはっはっは、面白いなお前!どうだ、俺のとこ来ないか?」
信長の台詞に呆気をとられた

「俺は未来にちょいと興味がある。いろいろ聞かせてほしいな。」
俺が未来から来たことを何ら疑わない信長は本能寺に背を向け
歩き始めた

「ほら、ついてこい!蘭丸、光秀を背負ってやれ」
そう言われると蘭丸は光秀を立たせておんぶをした

「蘭丸、かたじけない…」光秀が言う

「ちょっと待って下さい!俺が未来から来たの疑わないんですか?」
余計なことを言ってしまった

「嘘だったら蘭丸がすぐにわかるんだよ」
信長は足を止めることなく言う

「目を見ればすぐにわかる、お前は嘘ついてない。」

そう言うと蘭丸は信長の後ろをついていった

「ほら、来た来た!詳しいことは着いてから聞くからさ」

何だか想像してた人たちと違って仲良くなれそうだ

蘭丸の台詞を聞いて玲はそう思えた。




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