True-History~本当の歴史~(仮タイトル)
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「よし、今日はもう上がるか」
蘭丸は息切れしている玲を見ずに言った

「え?早くないか?まだ3時くらいでしょ?」
俺も空の明るさでだいたい時間がわかるようになってきた

「だって出陣まであと3日だぜ?そろそろ体を休めなきゃ。」

「でも…」

「わかるけどさ、万全の状態で挑まなきゃ勝てる相手じゃないだろ?」

「まぁ…てか、」

「な?すげぇだろ?結構細かい心まで読めるようになってきてるんだ」
蘭丸は嬉しそうに俺の質問より早く答えた。

「逆に疲れるよ」
玲は苦笑いしつつ、そう返した。


…………………………

一人の男が目をつぶり、眼帯の男はそれをただ見ている

やがて男の目が開くと、伊達は問いだした


「それで、動きはどうなってる?」


「皆、織田のとこに集まっているな、もうそろそろじゃないか?」
小十郎は静かに答える

「そうか、さぁて、天下を取るのはどちらかな…」
眼帯の男はゆっくりとそう呟き、一瞬で姿を消した。

「俺もあいつらに伝えてくるか」
小十郎はそう一人言を言うと、部屋を後にした。
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