ヴァンパイア王子のメイドは天使!?
……ん。
何か頭がクラクラする。
って、え!ここってどこかしら?
頭がクラクラするせいで
考える気になれない。
「…目が覚めたようだ」
「きゃっ!あ、何か見た事あるような…」
でもやっぱり思い出せない。
「思い出せないのも当然なのか。
私はヴァンパイア界の王子、アラン王子に
仕えるものだ」
……あっ!そうだわ!確か、勝手に連れて
来られたのよね…。
「ここが、アランさんの住む城?」
「アラン“さん”ではない!アラン“様”だ!」
「すっすいません!」
失礼な言葉だもんね。
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