Delivery―届け


――川嶋さんっ


――川嶋さん!!!



後ろからあたしを呼ぶ声がした。


「はい!ぃ?」



声の主は、高橋拓海だ。



「な・・・なんでしょうか?」

「ぷっ・・・拒絶反応?へこむわ・・・」

「え?あ、ちがくて。驚いちゃって。」



高橋先輩って、
こんなに笑うんだぁ・・・



「委員長から聞いてない?去年の買い出し係が後輩についてくルール・・・」

「いえ。」

「馬鹿だなーあの人;
俺。川嶋さん探しまくっちゃったよ?」



学校1のイケメンが
あたしを探しまくってた。

なんだか嬉しくなって
ニヤけてしまった
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