Delivery―届け



「ねー希美ー!!!!高橋先輩に告ったってマジ?」

翌日、はーちゃんとみーちゃんが突然来て言った。

あたしはこくりと頷いた。


噂は無くなるのも早ければ広がるのも早い。


得に高橋先輩に関しては
はーちゃんとみーちゃんの情報網は最強だ。


「高橋先輩といつも一緒にある安西先輩ているじゃん?安西先輩と同じバイトなんだあたし」

はーちゃんが、噂の仕入れ先を話しはじめた。


「で、お腹痛い後輩を保健室連れていくて言いはじめて、おかしいから盗み聞きしたらしい」


安西先輩って、あの遊び人で有名な・・・。

あの先輩ならやりかねないかも



盗み聞きなんて
< 32 / 56 >

この作品をシェア

pagetop