Delivery―届け


―ぽぃっ


机の上に4つに折り畳まれたメモが投げられて落ちた。


横を見ると隣の席の
原沢くんが
健之介のほうを指差してから
あたしに指差した。


"希美に話したいことあるから
部活終わったら話せない?"


あたしが拓巳くんに告白したことと何か関係あるのかな・・・

そんな不安を募らせながら

部活をやっていた。
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