恋せよ、乙女!!
あっ、先生が時計をチラ見した!



そろそろ説教タイム終了だな〜。



「―――なわけだから、二週間後、追試をする。わかったな?」



「はい、すみませんでした。」



「はい、はい。了解。」



「コラ、竹内。返事は一回だろーが!」



「へーぃ…」



「ったく、いくらお前は推薦が決定したからと言っても、生活態度が悪いと推薦取り消すぞ?」



「大丈夫。そこんとこ、うまく対応出来てるので!♪」



「まぁいい…。二人とも帰って良いぞ。」



「やった♪」



そう言って一目散に教室を飛び出した達也。



こりゃ、反省してないな。



達也のソッコーぶりを見ていたら、



先生はもう教室を出て行く所だった。



すかさず私は先生を呼び止めた。









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