誰よりも、あなたに~I NEED YOU~
トシは叫び声に目が覚めて、薫に目をやった瞬間に薫の蹴りがお腹にはいってベッドから落ちた。


『うぉぉ~!!?』




トシは何がなんだかわからなかったがとりあえず薫の方を見た。



薫は軽蔑した表情で


『トシってそんな人だったんだ…ショック…この変態野郎~~~!!』


と枕をトシに叩きつけて部屋を飛び出していった。

トシは心の中で叫び続けた。


『え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?』



薫は走って飛び出して行ったその表情は明るく笑っていた。


昨日のことを感じさせないような明るい笑顔でいつもの薫だった。


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