誰よりも、あなたに~I NEED YOU~
そのころ僕、優也は学校の食堂で一人お昼を食べていた。

賑やかな食堂に一人は余計につまらなさを強調する。


『つまんねぇ~!!一人じゃ話し相手もいねぇよ!トシはなんで今日来てねんだよ!』


なにか没頭できることはないかなと優也は考えていた。


没頭できる、夢中になれるものがあるという事実は、


人が輝いていられる時間があるということかもしれない。



文化祭もなんとなく過ぎてしまった。


優也はトシに連絡した。


気付けば優也もトシもかっつんもしばらく揃っていない。


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