誰よりも、あなたに～I NEED YOU～

愛することは一つになること？

美沙紀、常磐 美沙紀。

彼女は今どこにいるのか。


















美沙紀は今、アフリカにいた。










アフリカの孤児院や難民キャンプ地を訪れていた。









キャバクラって聞くと嫌なイメージを持つ人が多いが、みんなそれぞれの夢や目的を持ってお金を求めにくる。


美沙紀もその一人だ。




美沙紀は親の力も借りず自分だけの力でお金を貯めて、海外で苦しむ人を自分自身の目で見たいと思っていた。



人生の１つの経験にこのような場所で今日１日生きることがやっとの恵まれない人に会うという経験を美沙紀は選んだ。



美沙紀は高校生の頃、想像できなかった。




『その日暮らししかできないなんて本当にあるの。私には両親がいるし、辛いことがあったらママやパパに話せば良い。』



想像できない現実を見たいという欲求が美沙紀を動かした。




みんなには内緒にしていたのは誰にも頼らないため。





美沙紀は現地のガイドと一緒に孤児院や難民キャンプをまわった。


おぼつかない英語で簡単なコミュニケーションはできるくらいまで美沙紀は勉強していた。



孤児院の子どもの食事は食事と言えるようなものではなかった。


美沙紀は本当だったんだと言わんばかりの表情でじっと見ていた。
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