誰よりも、あなたに~I NEED YOU~
愛する以外の道は?
かっつん、五月女 信二は真っ暗な部屋に一人うずくまっていた。
『こんなんじゃ駄目だ…駄目だ…変わらなきゃ…考えを変えなきゃ』
美沙紀がいなくなってから、ずっと元気がなくなっていたかっつん。
かっつんは自己嫌悪に陥っていた。
自分には美沙紀がいなきゃ駄目なのか…自分を保てなくなるほど美沙紀を心配していた。
かっつんは本当に一途…一途すぎるほどに相手を自分と重ね合わせて考えてしまう。
相手がいなくなるとまるで自分の半身がなくなったかのようなほど元気がなくなる。
元気に見えたりするのも空元気でしかない。
かっつんはなんとなくふらっと外へ出かけた。
なんの目的もなくただ単に外を歩いていた。
桜の花びらが舞っていてとても綺麗だ。
花びらは1枚1枚離れて風にのって舞う。
かっつんは今2枚でしか存在できなくなっている。
かっつんはパッと大きく目をあけて言った。
『いや俺は俺だろ』
『俺は俺なんだよ!別に半分の体が美沙紀じゃない!…
確かに美沙紀を好きだけど、それは俺と美沙紀の一部の世界が繋っていただけだ!
俺の全世界が美沙紀と繋っていたわけじゃない。俺は美沙紀と常に一緒にいる世界以外にも世界がある。世界を創れる可能性はいくらでもある!』
『こんなんじゃ駄目だ…駄目だ…変わらなきゃ…考えを変えなきゃ』
美沙紀がいなくなってから、ずっと元気がなくなっていたかっつん。
かっつんは自己嫌悪に陥っていた。
自分には美沙紀がいなきゃ駄目なのか…自分を保てなくなるほど美沙紀を心配していた。
かっつんは本当に一途…一途すぎるほどに相手を自分と重ね合わせて考えてしまう。
相手がいなくなるとまるで自分の半身がなくなったかのようなほど元気がなくなる。
元気に見えたりするのも空元気でしかない。
かっつんはなんとなくふらっと外へ出かけた。
なんの目的もなくただ単に外を歩いていた。
桜の花びらが舞っていてとても綺麗だ。
花びらは1枚1枚離れて風にのって舞う。
かっつんは今2枚でしか存在できなくなっている。
かっつんはパッと大きく目をあけて言った。
『いや俺は俺だろ』
『俺は俺なんだよ!別に半分の体が美沙紀じゃない!…
確かに美沙紀を好きだけど、それは俺と美沙紀の一部の世界が繋っていただけだ!
俺の全世界が美沙紀と繋っていたわけじゃない。俺は美沙紀と常に一緒にいる世界以外にも世界がある。世界を創れる可能性はいくらでもある!』