誰よりも、あなたに～I NEED YOU～

それぞれ新たな道を…

かっつんは優也とトシに会いたくて夢中になっていた。



仲間と共に自分の成長した姿を見てもらいたいと優也、俊、信二は思っていた。


優也は礼の病室に通うことを決めていた。











トシは薫に何気ない言葉に影響され、笑顔の良さを知って前向きに考えられるようになった。











かっつんは自分の新たな世界を創ろうと希望や期待に満ちあふれていた。












そんな３人は今度、いつものファミレスに集まることを決めた。



ファミレスいつもの日常に戻れる確かな場所。日常を忘れかけた時にファミレスに戻れば日常を思い出せる。



僕とトシとかっつんはいつもの時間に集まって、笑いあった。



今まで気まずかった時間が嘘のような、まるで水を得た魚のように…自分の当たり前の１つの世界に戻ってこれた。





僕もトシもかっつんもはじめに会った頃に比べて変わったかな。


特にかっつんは自他共に変わった実感があった。


僕はトシとかっつんに突然質問をした。

『何歳まで生きたい？』


『100歳でしょ』


『だね』


『でも長く生きても周りの仲の良い友達死んでっちゃうじゃん』