誰よりも、あなたに~I NEED YOU~
深く考えてしまってなのか…涙が…涙が止まらなかった。

今、彼女はそんな悪い状態ではない。

だけど…だけどいずれそうなってしまうと考えると


僕は彼女を守ってやる自信がなかった


僕はまだ高校生なんだよ。

僕はまだ自分がはっきりわからないんだよ。

僕は君が単純に一緒にいることが当たり前で

一緒にいないことが嫌で付き合いたくなったんだ。

僕は君を助けられないと


そう感じた…。

その日の夜、僕は彼女に別れを告げた。


『ゴメン!実は好きな人ができたから~別れよ!』

頭がパニックで相手を傷つけないようにだとか

気遣ってあげる余裕もなく

僕は彼女から離れたくて仕方なかった

自分になにもできないことで

彼女の近くにいると自分のことを嫌いになりそうで

怖かったのだ


そんな彼女も今は大学で楽しそうに生活しているのか


気になってトシとかっつんと来てみたのだ。

と二人に話すと…
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