誰よりも、あなたに~I NEED YOU~
トシとかっつんは
『あ、あなたが礼さん!?あ、あ、あの~僕達はその~…あ!何やってんだよ優也!』

僕は木の陰に隠れていた

『あの~優也って知ってるよね?あいつが君に会いにきたんだよ!で俺らはその連れ』


礼は無表情で

『優也って誰?知らない…』

トシとかっつんは顔を合わせて焦った。

僕は木の陰でぐったり頭を膝につけ体育座りをして
『まさか…そんなにひどくなっていたなんて…』







『そんな自分勝手なやつのこともう忘れた!』と礼がトシとかっつんに言った。

僕は救われた。木の陰から礼のもとへゆっくり歩いていった。

『礼!久しぶり!久しぶりに会いたくなってさ!最近元気にしてんの?』

『何!?勝手に2年前に別れを言ってきた癖に今さらなんなの!?』

『礼~!早く帰ろうよ!』と僕たちの後ろから女の子の声が聞こえた。

礼の友達の美沙紀(常磐 美沙紀)である。
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