ありがとうとごめんね
第一章  *+狂いと出会い

失恋と未練 ─紗季

中学校1年生の秋・・・



「やばいっ!連かっこいい~」

・・・連ってモテモテだなぁ。
確かにカッコイイし!!ちょっとチャライけど
そこがいいんだよねっ。

『紗季~』
「ん?」
大親友の彩。彩も連がすきなんだよっ!
でもね、うちらはライバルとかそんなんじゃないの。
ただ、連のカッコいいところを話すてきな感じ。
『連かっこよすぎるわ~』
「わかる~!」
『でもね、うち連の事諦めるわ。』
え・・・今なんてっ?
 諦・・・める・・って!!?
「え?なんで??」
『なんか・・・無理な気がするし。』
「そんなこと言ったらうちだってそうじゃん!」
『でも・・・・。だから、紗季頑張ってよ!』
「・・・・いい・・の?」
『うん』
彩、本当にうち頑張っちゃっていいの?
作り笑顔バレバレだよ??

『あ!チャイム鳴った!部活行こ?』
「OK~」

今日は部活きついのかな~・陸部ってでもかっこいいよね~・
入って良かった!連はサッカー部なんだけど、外で練習してる同士
見えるしねっ。

─部活終了後

あ・・サッカー部ゃん!!かっこいい~連。

『紗季~!!』
ん?あ、拓。
拓は同じ陸上の男子。

「何っ!?」
『あんね~連が紗季の事すきだよだって~』
・・・え??本当??
てか・・・連背中向けちゃった。拓それって本当なのかな?
「/////」
ヤバい・・照れるよお。。

『何ニヤニヤしてんのっ!』
「あ、彩ぁ~」
『なした?』
あ・・・言わない方がいいよね。
「なんでもないよ!今日部活楽しかったね」
『うん、超やばかったね』

なんて言ってるうちにもう家だ!!

「じゃ、明日ね!!」
『うん、ばいばい~』
「ばいばい!」
・・・・。
正直言って複雑。
うちも連の事諦めようと思ってたけど、拓からあんなこと言われたら
たまらないくらい嬉しいし・・・。
でも拓は嘘ついてないよね?
本当は・・・連は彩の事が好きだと思うんだ。。
彩は可愛いから。運動神経いいし。



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