ありがとうとごめんね
次の日、さっそく隼人はクラスの違う紗季に
話しかけてた。
あいつらは、小学校は同じだったらしーけど・・
なんか、仲良く話してるのがむかつく。

って俺なんでむかついちゃってんの。


『おっ!龍~』

「なに?」

『これが紗季だよ』
 ・・・こいつが俺の耳元で囁く。
「しってますけど。」
 
『ってか、何怒ってんだよ!てかさー、紗季ってさいいよ!
 実際めっちゃいい人って感じっ!』

「へぇ~」

『なんでお前テンション低いんだよっ!お前らしくねぇよ!』
  
 自分でもわかんなかった。なんかテンションが低い。
 とゆーか、いらつきに近い感情。

「なぁ」

『んっ?』

「紗季、ほったらかし」

『あぁ~~~~~~~~!』
 
「ったく・・・。」


  その時聞こえてきた隼人と紗季の会話。


『紗季って好きな人とかいんのっ?』

「ん~内緒にきまってんじゃん!てか、なんか微妙かなっ」

『微妙?俺さ~紗季最近笑顔で居ること多くなったから好きな人でもいるのかなーと』

「あぁ~・・笑顔でいれるようになったんだよね!」
 へぇ・・そうだったんだ。ま、たしかにチャラいのだんだん無くなってきてたよな。

 そのとき、紗季と目があった。

「あ、隼人ごめん!うち、宿題やってなかったからやってくるわ!」

『あぁ・・あ、ちょっと待って!』

「ん??」

『こいつ、龍って言うんだよね!知ってた?』

「うん」

『え?なんで知ってんの?』

「ぃや・・ゲームで話したことあったから・・」

『マジ~!俺もそのゲームやりたいっ!龍!』

「俺っ!?」

『うんー紗季も龍もやってんなら俺もっ!』



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