ありがとうとごめんね

秘密の恋 ─紗季

付き合って1か月がたとうとする7月上旬・・。

相変わらずうち等は極秘の付き合い。
本当はもっとイチャイチャしたいけど
しょうがないよね・・・。
それよりも、梨沙が龍の話を笑顔で
してくるのが辛い。
罪悪感に埋もれる・・。

『紗季!!』

「あっ!龍~」

付き合ってることがばれない程度に友達として見てもらえるような
関係を学校では龍とたもってる。

『明日暇?』

「明日?」
明日は土曜日・・・

「暇っ!」

すると龍がいきなりうちの
耳元に顔を近づけて

「ちょっ」

なにするの!?学校だよ・・?

『あそぼっか。』

・・・え?

「・・・。」

『どうした?』

「あ・・いや!なんでもないよ! ・・OKOK~!・・」

も-・・・顔近づけられたからびっくりしたけど
ただ周りにばれないように囁いただけだったんだ!
もう、うちバカバカバカ-・・。

『顔・赤いよ?』

「あ。え?そっ、そう!?気のせいでしょ!」
赤いよね。自分でもわかるもん!
恥ずかしすぎる-・・・

『ふ-ん。 ま、明日10時に俺の家来てー』

・・・・ドキドキ。
龍の家・・? うわお。
めっちゃ緊張する-・・。


そして、眠れない夜頑張って寝たうち(笑)
朝、服を決めるのに1時間もかかってしまった。

「ん-・・これは微妙!・・・こっちの方がいいのかな?いや・・でもなぁ・・」
もう・・・もっとやせないとな・・。

「あっ!やばい!もうこんな時間!」

家を出る時間まであと30分しかない・・。
まだ髪の毛も整えてないしメイクだってしてないし・・。
もおおおおおおおおおうう。

遅れちゃうよ。
遅れたら龍に何されるか・・。
てか、うちいつからこんなMキャラになったの!
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