君のトナリ
入学式から何日か経ったある日。
あたしは、今親友という存在の1人と、友達になった。
その子と友達になったのは、向こうからじゃない。
あたしから話しかけに行ったんだ。
その子は、東小でも西小でもない小学校から転入してきた子で、茶色い髪の毛が印象的な子だった。
「なぁ、名前は?」
今思えば、上から目線やったかな?って思う。
「えっ……」
一瞬びっくりした顔を見せた。
だけどすぐに笑って答えてくれた。
「相沢奈留―アイザワ ナル―! …名前は?」
「松崎菫! 菫って呼んでね?」
「菫? 奈留って呼んでなぁ!」
「うん! よろしくなぁ!」
これが、奈留、あんたとの出逢い。
あたしは、今親友という存在の1人と、友達になった。
その子と友達になったのは、向こうからじゃない。
あたしから話しかけに行ったんだ。
その子は、東小でも西小でもない小学校から転入してきた子で、茶色い髪の毛が印象的な子だった。
「なぁ、名前は?」
今思えば、上から目線やったかな?って思う。
「えっ……」
一瞬びっくりした顔を見せた。
だけどすぐに笑って答えてくれた。
「相沢奈留―アイザワ ナル―! …名前は?」
「松崎菫! 菫って呼んでね?」
「菫? 奈留って呼んでなぁ!」
「うん! よろしくなぁ!」
これが、奈留、あんたとの出逢い。