君のトナリ
GWに入った日――


あたしの家族は、従兄弟の家まで遊びに行った。
2泊3日くらい。




家に帰ってきたあたしを待っていたのは、一通の手紙だった。


「菫~? 手紙あんで?」

「誰から~?」


荷物の整理をしているあたしに、声をかけるお母さん。


「えとな、ゆみって子」


…ゆみ!?
あー、ゆみか。
喧嘩して放置したったからな。


「貸して」


お母さんから渡してもらった封筒には、確かに”ゆみより”と印されていた。

…なんの手紙やねん。
まあ多分謝りの手紙やろけど。


そう思いながら、手紙を開いた。
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