君のトナリ
次に出逢ったのは、小学6年生の秋。
その時あたしは、バトミントン部に入っていて、君はミニバスケットボール部に入ってた。
ミニバスは、小学校の違いは関係なくて、偶然にもあたしが通っている小学校でやっていた。
あたしのバトミントン部は、3時に終わって、ミニバスは3時から。
入れ違いになっているから、すれ違いはあるはずなのに、ずっと君の姿はなかった。
あたしは君のこと、覚えてたけど、君はあたしのことなんか忘れてた。
「おーい! こいつのことが好きな松崎さーん!」
その時あたしは、隣のクラスの子が好きで、その子もミニバスに入っていた。
その子のことを指差して、あたしを呼ぶ声の持ち主は、間違いなく君だった。
めっちゃ失礼!
ありえへん!
普通、”こいつのことが好きな”とか言わんくない!?
「なぁ、菫呼ばれてんで?」
友達の言葉も、耳に入らないほどムカついていた。
あたしは、君の言葉をスルーして、シカトを決め込んだ。
そうして、小学校6年生が終わった。
その時あたしは、バトミントン部に入っていて、君はミニバスケットボール部に入ってた。
ミニバスは、小学校の違いは関係なくて、偶然にもあたしが通っている小学校でやっていた。
あたしのバトミントン部は、3時に終わって、ミニバスは3時から。
入れ違いになっているから、すれ違いはあるはずなのに、ずっと君の姿はなかった。
あたしは君のこと、覚えてたけど、君はあたしのことなんか忘れてた。
「おーい! こいつのことが好きな松崎さーん!」
その時あたしは、隣のクラスの子が好きで、その子もミニバスに入っていた。
その子のことを指差して、あたしを呼ぶ声の持ち主は、間違いなく君だった。
めっちゃ失礼!
ありえへん!
普通、”こいつのことが好きな”とか言わんくない!?
「なぁ、菫呼ばれてんで?」
友達の言葉も、耳に入らないほどムカついていた。
あたしは、君の言葉をスルーして、シカトを決め込んだ。
そうして、小学校6年生が終わった。