First Love ~君がくれたもの~
「あの・・小さなミルまで・・・」
まだ・・たったの5つだったのに・・
どんな理由があろうとあの子の命を奪う権利なんてない・・
あの子には何の関係もない・・!
「ど・・して・・」
絞り出すように唇を動かした。
「たったではない・・もうだ」
自分は4歳の時に全て失った・・・
その時の自分より年が上の者に情けをかける必要はない。
「それにもう必要なくなったからだ」