First Love ~君がくれたもの~
それは初めてみる食べ物でミリアはなかなか口に出来ない。
そんなミリアの様子に雄平は「まだ具合悪い?」とミリアの顔を心配そうに覗きこんだ。
「そんな奴ほっとけ!食いたくなきゃ食わなきゃいいんだ!!」
チラッとミリアの方を見るとミリアはキッと睨み返した。
再びミリアはカレーに視線を戻して意を決したようにスプーンを握り、カレーを掬って恐る恐ると口へと運んだ。
(・・・美味し)