First Love ~君がくれたもの~


(・・・あ)

海岸に着いた雄平は昨日落とした携帯をみつけた。

携帯を拾い砂を払いながら前をみると、探していた少女が空を見上げながらたたずんでいた。

その表情はとても大人びていて、流れる涙は切なく、とてもきれいだった。

あの小さな背中に、大きな何かを背負っている。

そう感じずにはいられなかった。














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