明日を信じて



「ねぇ。君、何歳??」

「7歳。」

と、素っ気なく答えた。
「あたしもだよ!同じだね!あたしは北原愛。そっちは?」

男の子は返事をせず、反対側を向いてしまった。
「ねぇ!あたしは教えたんだから教えてよ!教えなきゃ…どうしよっかな?」




「……島…りょぅ…」

「何?聞こえない!」

「木島亮」

「亮くんっていうんだぁ!」



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