俺がお前に生きててほしいから


「私…せんせ…が…スキ。」


「ありがとな?」

「うん…ッ…ウッ…」



泣きじゃくる私をなだめるように先生は芝生の上に座った。

そして先生はあぐらをかいてその上に私を乗せた。


「重いよっ私!」


ピタッと止まった涙。


「葵のお母さんに挨拶したい。」


「…うん。」



先生は空に向かって叫んだ。


「葵さんを幸せにします!!!!」


そのとき流れ星が流れたんだ。


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