泳いでね、スー〜震災の中で〜
時間は、過ぎて行き、いつもの港で遊ぶ時間になった。

波の間から、コソッと頭を上げると、元気君が彼のお母さんと来ているのが確認できた。

「ノナ!」

お母さんの声で、僕は海の中に潜った。

元気君…、明日会おうね。

僕は潜る前にそう呟いた…。



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