泳いでね、スー〜震災の中で〜
「スー、ありがとう!」
元気君が、僕に笑顔で言った。
僕は、返事を返す事は泳ぐので精一杯でできなかったけど、とにかく隣を泳ぎ続けた。
その時、彼のお母さんが叫んだ。
「スー、もういいから海へ泳ぎなさい!!帰れなくなるわよ!!」
わからない…、僕の為に何かを言っているのはわかるけど…。
彼女が、海の方を指して、
「海へ泳いで!!」
と、言った時にそれまで海から離れていく流れが止まった。
元気君が、僕に笑顔で言った。
僕は、返事を返す事は泳ぐので精一杯でできなかったけど、とにかく隣を泳ぎ続けた。
その時、彼のお母さんが叫んだ。
「スー、もういいから海へ泳ぎなさい!!帰れなくなるわよ!!」
わからない…、僕の為に何かを言っているのはわかるけど…。
彼女が、海の方を指して、
「海へ泳いで!!」
と、言った時にそれまで海から離れていく流れが止まった。