今でも…
気付いた気持ち。
あの委員会の日から丁度3日が過ぎた。
健とはあの日以来話してない。
見かけたりはするけど話したりなんてしない。
だって…
先輩だから。
なんとなく話しかけづらい。
だから仕方ないんだ…。
「はあ…」
あー、最近はため息ばっかり…
片思いってこんなに体力消耗したっけ??
なんて1人で考え込んでると…
「何?恋でもしたかー?」
そいって私の顔を覗きこんだ。
この子は同じクラスの南川彩夏[ミナカワサヤカ]
「えっ、ばれた…?」
ちなみに彩夏は女子からさーちゃんって呼ばれてる。
私は彩夏って呼ぶけど。
「そうだよさーちゃん♪」
「ちょっ、美穂!!」
あー、美穂にもばれてる。
なんですぐ顔に出ちゃうんだろう。
「「で、誰なの??」」
2人そろって言わないで…
怖いから。
「言わなきゃダメ…?」
「「当たり前ー!!」」
くっ、白状するしかない。
「3年生の槌田健人…?」
…。
なぜか2人共シーン。
えぇぇぇぇ!!
せっかく白状したのに!!
って思ったら、
「それうちの幼馴染♥」
えっ!?
「彩夏さんそれマジ!?」
彩夏はコクコクと頷く。
「りん…槌田先輩のお姉ちゃんと同じ部活♥」
えっ!?美穂まで??
「美穂さん本当?」
なんだ…
近くに健と知り合いの人居たじゃん。