専属☆プリンス ―1st mission―
プロローグ
あぁ―…ヤバい…かも。

6月の梅雨時期特有の蒸し暑さ。


朝の混雑した駅の階段を昇る私の視界がみるみる暗くなる。


まぶたの裏に星が飛ぶ。
バランスを失う身体。

どぅしよぉ。。。


薄れていく意識の中でシトラスの香りが優しく私を包み込んだ―――



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