法螺吹きテラー
そうして始められた、百物語。
俺も語り手の人数に組み込まれ、
順番が回ってきたのは70番目。
話したのは、先輩たちの話だ。
百物語をすると、
怪異を呼び出すだとか、
霊界と繋がるのだとか聞いた事がある。
それなら、もしかすると。
100話目が終わった後、
先輩たちのいる場所と、
繋がりはしないだろうか。
そんな事を考えながら。
そして俺の話のあとには、
残りの七不思議の内の5話が語られた。