もしもこの思いが届くなら
第1章
プロローグ
「どうもありがとう!!!」
「キャー智也く-ん、和也く―ん!」
私、堀川夏海。
大好きな「WISH」のライブに来ています♪
でも私にとっての「好き」はみんなと違うかも・・・。
「あー楽しかった」
「智也くんかっこよかったなぁ・・・。」
「夏海は智也くん派だもんね」
「麻衣は和也くん派でしょ?」
「うん」
「来年も行きたい・・・。」
「まだあるかわかんないのに・・・。」
「いいじゃん行きたいの!」