私の隣はあなただけ





「ありがとう。」




「俺も行っていいか?」




教室を三人で出ようとしたら上田が話し掛けてきた。
華茄は一瞬嫌な顔をしたのを
上田は見逃さなかった。



「そんなに俺が嫌か?」




「え…そんなことないけど…「んじゃあなんで嫌な顔をしたんだよ?」」



え…分かってたんだ……
まあ怖いだけだし



「怖かっただけだよ。上田ほんとに怖いんだもん」




「そうだったか?ごめん。一緒に行っていいのか?」


「…いいよっ大勢で行った方が楽しいし。」



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