泣きたいくらい
彼は言います



「俺は、君のものにはならないよ?......俺は俺のものだ.......」



そうです。

彼は誰のものにもなりません

なぜなら、所有者が己自身だからです






「柚.........おいで?」

彼は甘い甘い声で、私を呼びます

私はただその声に従った


「ふふ........いい子だね?..........でも」













夢にも思うことが無かった


コトが起こりました
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