天才少年と天然少女
長い髪が肩からすべり落ちる。

「おまえ、今...え!?」

と俺が言うと

「ぁ、ぃゃ、その...。」

と少しうつむいて朔は

「ぃゃ...ぁの...あたしは...荒川くん...好き...だし..えっ!?あ!」

とテンパリ具合。


いやちょっと待て。

好きだと!?


オレはもしかして、オレの人生における全ての運を

今使い果たそうとしているのか!?
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