天才少年と天然少女
「え?」

と朔。

「学校違うだけで、こんなに遠く感じるんだな。」

と俺が言うと

「ははは。そうだね。でもさ、あたし、学校違っても、荒川くんのこと、ずーっと好きで居れる自信、あるから。全然なにも思わない。」

と朔。

「え?」

オレはきょとんとしてしまった。

「そばにいることだけが幸せじゃないの。どこかで、荒川くんを思えるだけで幸せ。それでいいと思う。」

と朔は言った。
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