STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
久々に、随分早い時間に
ガチャッと玄関のドアを
回す音がした。
「那智――…?」
部屋でボーッとしてた
あたしがドアを開けて確認
すると、ちょうど那智も
リビングに入ってきたところで、
「あ、ただいま。
悪い、起こしたか?」
「寝てないよ。
つか、まだ8時だし」
「んなこと言うけど、キミの
生活リズムメチャクチャだろ」
「……ほっといて」
ふてくされるあたしの前で、
那智は羽織ってた薄手の
ジャケットを脱いで近くの
椅子に掛ける。
_
ガチャッと玄関のドアを
回す音がした。
「那智――…?」
部屋でボーッとしてた
あたしがドアを開けて確認
すると、ちょうど那智も
リビングに入ってきたところで、
「あ、ただいま。
悪い、起こしたか?」
「寝てないよ。
つか、まだ8時だし」
「んなこと言うけど、キミの
生活リズムメチャクチャだろ」
「……ほっといて」
ふてくされるあたしの前で、
那智は羽織ってた薄手の
ジャケットを脱いで近くの
椅子に掛ける。
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