STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
7―関係と見えない過去
☆☆☆☆☆
「見合いの話はどうなってる?」
「父はまだ諦めてないみたい。
どうしてそんなに嫌がるん
だってしつこく聞いてくるの」
「そうか。俺から何か手を
回してやれればいいんだが……」
「いいよ、それは。
高瀬の方から探りなんて
入れたら、あたし達の
関係が疑われちゃう」
『あたしが何とかするから、
あなたは何も知らない
フリをしてて。
絶対、金森と結婚したり
なんかしないから』
そう囁いて、あたしは
和樹の右頬にキスをした。
_
「見合いの話はどうなってる?」
「父はまだ諦めてないみたい。
どうしてそんなに嫌がるん
だってしつこく聞いてくるの」
「そうか。俺から何か手を
回してやれればいいんだが……」
「いいよ、それは。
高瀬の方から探りなんて
入れたら、あたし達の
関係が疑われちゃう」
『あたしが何とかするから、
あなたは何も知らない
フリをしてて。
絶対、金森と結婚したり
なんかしないから』
そう囁いて、あたしは
和樹の右頬にキスをした。
_