STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「那智(ナチ)ね、オレの名前。
日下 那智(クサカ·ナチ)。
ちゃんと名前呼ぶよーに」
ソイツがサラサラの前髪を
揺らして言った。
「で、キミの名前は?」
しばらく答えなかったら、
ソイツ――那智はあたしの
耳たぶに軽く歯をたてる。
「ひぁっ――ヤ……!」
「ヤじゃないだろ。
名前知らなきゃナニもできない」
ナニって何よ。
ホントに、イヤミなヤツ。
そう思うのに、カラダの
方は不思議な感覚に
ハマッてて、逆らえない。
_
日下 那智(クサカ·ナチ)。
ちゃんと名前呼ぶよーに」
ソイツがサラサラの前髪を
揺らして言った。
「で、キミの名前は?」
しばらく答えなかったら、
ソイツ――那智はあたしの
耳たぶに軽く歯をたてる。
「ひぁっ――ヤ……!」
「ヤじゃないだろ。
名前知らなきゃナニもできない」
ナニって何よ。
ホントに、イヤミなヤツ。
そう思うのに、カラダの
方は不思議な感覚に
ハマッてて、逆らえない。
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