STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
爽やかに言ってキッチンに
入った那智の背中を見送り、
あたしは言われたとおり
洗面所に向かった。
顔を洗って戻ると
クロワッサンが香ばしく
焼けてて、二人で向かい
合っての朝食が始まる。
「オレ、今日は午後から
打ち合わせで出かけるから。
もしかしたら夜も遅くなる
かもしれないんだ。
夕食は――…」
「テキトーにピザでもとる
から、気にしないでいいよ」
「――あぁ。ゴメンな」
「いいって」
こーゆー時の那智は本当に
律儀だ。
_
入った那智の背中を見送り、
あたしは言われたとおり
洗面所に向かった。
顔を洗って戻ると
クロワッサンが香ばしく
焼けてて、二人で向かい
合っての朝食が始まる。
「オレ、今日は午後から
打ち合わせで出かけるから。
もしかしたら夜も遅くなる
かもしれないんだ。
夕食は――…」
「テキトーにピザでもとる
から、気にしないでいいよ」
「――あぁ。ゴメンな」
「いいって」
こーゆー時の那智は本当に
律儀だ。
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