STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
『今週は俺の予定がつき
そうになくて、こないだ
小夜子むくれてただろ。

だからそのお詫び。

迎えに行くつもりで、今
堀江の家に向かってるんだ』



「えっ!!?」



さっきよりさらに大きい
声で叫んでしまった。



(堀江家に向かってる!?

じょ、冗談じゃないよっ)



「か、和樹さんそれはっ」



『あぁ、もちろん家にまで
押しかけないよ。

小夜子が近くまで出てきて
くれたらいいだろ』



「そ、それでも、もし父や
家の人間に見られたら……!」


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