STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
あたしは自分でも信じられ
ない鼻にかかる甘ったるい
声で答えてた。
「汐音(シオ)……」
「汐音、か。いい名前だね」
フッと笑った那智の声に、
なぜか体がしびれる。
「んっ………」
再びふりかかったキスに、
あたしはもう何も考えられ
なくなって目を閉じた――…。
* * *
_
ない鼻にかかる甘ったるい
声で答えてた。
「汐音(シオ)……」
「汐音、か。いい名前だね」
フッと笑った那智の声に、
なぜか体がしびれる。
「んっ………」
再びふりかかったキスに、
あたしはもう何も考えられ
なくなって目を閉じた――…。
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