STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そうしてあたし達は個室に
入った。



けど個室って言っても
かなり広い。

多分ゆうに教室2コ分はある。



天井はやっぱりシャン
デリアが下がってて、
中央には光沢のある大きな
テーブル。


その上でオシャレなキャン
ドルがオレンジの光を放ってる。



男は店員に『任せるよ』
とだけ告げ、自ら椅子を
引いてあたしを席に座らせた。



その後自分も座り、店員が
うやうやしく一礼して去る
のを見届けてから、



「ここはおいしいよ。

これも依頼料のうち
だから、遠慮は無用だ」


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