STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
あせる足取りで部屋を出た
あたしは、リビングの
照明が消えてるのを見て、
那智のピアノルームと
寝室をノックする。
ノックに反応がないと、
勝手にドアを開けて中も
確認した。
だけどどちらも照明が
落ち、主はなくて――…。
「那智? 那智!?」
あたしは静けさの中に
不安な声をまき散らし
ながら、家中をトイレや
バスルームまで探した。
そしてもう一度リビングに
戻って来た時に、ようやく
気づく。
ベランダに出る窓の
カーテンが、少しだけ
開いてる……!
_
あたしは、リビングの
照明が消えてるのを見て、
那智のピアノルームと
寝室をノックする。
ノックに反応がないと、
勝手にドアを開けて中も
確認した。
だけどどちらも照明が
落ち、主はなくて――…。
「那智? 那智!?」
あたしは静けさの中に
不安な声をまき散らし
ながら、家中をトイレや
バスルームまで探した。
そしてもう一度リビングに
戻って来た時に、ようやく
気づく。
ベランダに出る窓の
カーテンが、少しだけ
開いてる……!
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