STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「な…………」



信じられない。



ホントに、コイツは何を
言ってるんだろう。



っていうかコイツは一体何者?



いい話とか依頼とか
胡散臭いこと言ううえに、
あんな盗撮までしてて。



でもそうかと思ったら、
こんな一流っぽい店に
顔パスで入っちゃって――…。



「アンタ、誰なの?」



キッと睨みつけて言ったら、
男はクスリと笑って
とんでもない切り返しを
してきた。



「へぇ。

ようやくオレに興味わいて
くれた?」


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