STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「男と女が二人きりで
内緒の話をして、一夜を
過ごすんだぜ?

ムードは大切だろ?」



「バッ………!!」



テーブルを叩いて立ち
上がりそうになるのを
何とかこらえた。



でもきっとあたしの顔は
興奮で真っ赤だ。



「あたしはアンタの話を
聞くつもりもないし、
一緒に過ごす気もない!

気持ち悪いこと言わないで!」



「気持ち悪いって、心外だな。

脂ぎった中年とホテルに
入るのは平気なくせに」



「…………っ!!」


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