STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
     * * *



「かわいい子だねぇ。

まさか君みたいな子が
誘ってくれるとはなぁ」



鼻息荒くして興奮してる
オジサン。



あたしはそんなオジサンを
内心笑いとばしながら
サッサと歩き出した。



「行こ。早くしないと満室
ばっかになっちゃうよ」



金曜日の夜のホテル街。



ろくでもないヤツばっかが
集まるこのエリアじゃ、
みんなしてることは同じだから。


_
< 4 / 396 >

この作品をシェア

pagetop