STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
――あたしは夜は
しょっちゅうここに顔を出す。



で、テキトーなカモを
見つけてはホテルに誘う。



まぁつまり、エンコー。



ホント、その気丸出しの
オヤジはウジャウジャいる
からカモには苦労しない。



「んー、やっぱここも満室……」



スタスタ歩いて次の
ホテルに向かってたら、
後ろからオジサンが
あたしの肩をつかんだ。



「ねぇ、君はどうして
こんなことしてるんだい?

初めてじゃないよね? 

慣れてるの?」


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