STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「は………?」



何言ってんのコイツ。



ウザいな。

んなのどーでもいいじゃん。



「そんなの知らなくても
いいでしょ。

早く場所探そうよ」



シラけた声で言ったけど、
相手は意外としつこい。



「気になるじゃないか。

こっちはお金払うんだから
教えてよ」



そう言って、前を歩く
あたしの右腕をつかんで
引き留めてきた。



「ちょ、ヤだ……離して」



マジありえない。



エンコーに理由も何もある
わけないのにボケてんのコイツ?


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