STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「わかるさ。

だから言っただろ。

キミに目をつけて――
それからはずっと、
見てたんだから」



「…………っ!!」



見てたからわかる?


ウソだ、そんなの。



あたしのことなんて、何も
知らないくせに……。



「――少なくともオレの
所に来れば、毎日の生活
には困らないよ。

それにオレの依頼を
ちゃんとこなしてくれれば、
後の時間は何をしたっていい」



――あたしのことなんて
何も知らないヤツが
言ってるセリフなのに。


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